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誘導棒の基本動作
2022年7月20日

はじめに

工事現場や病院・ショッピングモール・各施設などでは、駐車場の案内や交通整理をしている警備員を良く見かけると思います。

警備員は、赤く光る棒を使用し車両の誘導や交通整理などの業務を行なっています。

 

この、警備員が使用している赤く光る棒の正式名は「誘導棒」といい、駐車場や工事現場・イベント会場などの警備業務には欠かせないものとなっています。

 

この記事では、警備員が持つ誘導棒について、基本動作や合図について解説していきたいと思います。

 

 

誘導棒とは

誘導棒とはいったいどんなものでしょう。

 

誘導棒は一般的に、全長約40~50cm・重量は約160~200g・点灯・点滅・消灯の機能が付いた赤発光LEDライトで、車両の整理や交通整理などの警備を行う場合に使用される赤色の懐中電灯の一種で赤色灯ともいわれます。

 

 

誘導棒を使用している警備員

誘導棒を使用し、警備員はどのような業務を行なっているのでしょう。

 

誘導棒を使用している警備員は、主に車両の誘導や交通整理などを行なっています。

警備員に少しでも迷いや躊躇があると、車両の流れが止まってしまったり、現場が混乱したり、歩行者の流れを止めてしまうことがあります。

 

誘導棒を使用している警備員は、状況をよく把握しながら誘導棒をコントロールし、混雑や混乱を避け、事故など起きないよう周囲を安全に整理する業務を行なっています。

 

 

研修

警備員は車両の誘導や交通整理をする際に誘導棒を使用しながら業務を行っています。

誘導棒の振り方は、警備会社に入社する際には必ず研修を受講します。

 

研修には、未経験者が受講する「新任教育」と、経験者が受講する「現任教育」があります。

この教育は、警備業法施行規則第38で義務付けられています。

 

新任教育について

「新任教育」には基本教育と業務別教育があります。

 

・基本教育

基本教育は、DVDなどを使って警備業務実施の際の基本原則や、警備業法による業務に必要な法令・応急措置の方法・事故の対処法・護身用具の使用方法や護身方法などを学びます。

 

・業務別教育

業務別教育は、1号業務では施設警備など、2号業務では交通誘導警備・雑踏警備、3号業務では貴重品運搬警備など、4号業務では身辺警備と区分され、それぞれに教育内容が違います。

 

各業務内容に沿って、その業務の基本原則や必要な専門知識・技能などを学び、実際に業務を行う現場で研修を受ける場合もあります。

 

正社員・アルバイトという雇用形態に関わらず新任研修は20時間以上の受講が必要です。

また、基本教育・業務別教育をすべて受講しなければ警備員として業務を行うことはできません。

 

現任教育について

現任教育の教育内容も、基本教育と業務別教育で構成されています。

 

現任教育では、警備業法が改正されている場合の改正点など新たな知識や技術を身につけ、警備の知識と技術をスキルアップする目的で1年ごとに行われます。

 

※所持している資格やキャリアにより教育時間が免除・短縮される場合があります。

 

現任教育は、警備業法で10時間以上の教育を受講することが定められています。

 

 

誘導棒の基本的な動作

では実際に、警備員は誘導棒を使用しどのように業務を行うのでしょうか。

基本的な動作をみていきます。

 

車両停止予告の合図

誘導棒を縦に持ち頭上に高くかかげ運転者に対して左右に振り警備員の存在を知らせます。

 

この時、運転者は警備員の存在を知り、先で徐行や停止があることを認識しますので速やかな徐行や停止ができるように誘導棒を大きく振り存在を伝えます。

 

徐行を促す合図

誘導棒を真横に持ち手を伸ばしてゆっくり上下に揺らします。

 

この時、進行方向と並行になるように立ち車両の急発進などに注意します。

そのまま車両に停止を促す場合は、揺らしていた誘導棒を真横で止め停止の合図に切り替えます。

 

車両停止の合図

誘導棒を左手に持ち真横に水平に伸ばし停止を促します。

この時、車両の急発進を防ぐ必要がありますので運転者から見える位置で、且つ、車両との距離を空けて立ちます。

 

 

進行を促す合図

誘導棒を右手に持ち車両を誘導するように動かし、左手は車両の進行方向へ伸ばし誘導するように動かします。

この時、進行方向と並行になるように立ち車両の急発進などに注意します。

 

いずれの場合も、車両とは適度な距離を空け危険を避けることが大切です。

また、実際の現場では基本動作に忠実に、ゆっくりと大きく運転者から見えるように行います。

 

 

まとめ

今回は、誘導棒の基本的な動作について解説しました。

 

あらゆる現場で車両誘導の警備や交通整理業務をする警備員は、警備業法に定められた専門知識や誘導棒をコントロールする技能をしっかりと身につけています。

 

また、大きく的確な動作で誘導業務をしていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

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