警備のイメージを好転させるために
セキュリティ通信では、警備業界や警備サービスの業界情報、関連法案や動向、
ランキング、セキュリティ全般に関する情報などを掲載しています。
セキュリティ通信
警備はなぜ必要なの?警備業の重要性について
2022年5月18日

はじめに

日々ごく当たり前に見かける警備員の姿。

 

様々な場所で警備員が活躍していますが、もしも警備業が存在しなかったらどうなってしまうでしょうか?

 

今回は警備が必要とされる現場をご紹介して、警備業の重要性について考えてみたいと思います。

 

警備員が必要な場所・状況

オフィス、病院、学校、商業施設、商業施設の駐車場、工事現場、イベント会場、空港、現金・貴重品輸送、要人警護など、警備員が必要とされている現場は数多くあります。

 

多岐にわたる警備に対応するため、警備業は4種類に区分されています。

警備業の4種類の区分についての詳細は警備員資格について ↓ をご参考下さい。

(警備員資格について)

 

ここでは日常生活で目にする警備の現場を取り上げてご紹介します。

オフィスビル

建物内の人や物の出入りを常に監視する「出入管理」や、定期的な見回りやモニター監視を行う「夜間警備」を行います。

 

病院

院内の巡回業務、駐車場の整理業務、病院へ来館した人の案内などを行います。

他にも、急患が運ばれてくるときに救急士からの連絡を外線電話で受け、それを医師や看護師に正確に伝える連絡業務もあります。

 

商業施設

物と人の出入りを監視し、不審者や危険物が入らないようにチェックする受付業務、施設内を巡回し、警備機器や防災機器の安全を確かめる巡回業務、防災設備の管理、点検、施設内で火事や事故などが起こった際の避難誘導などの防災業務などがあります。

駐車場内での事故を防ぐための交通誘導なども行います。迷子の子を保護したり、落とし物を探したりする接客業務も含まれます。

 

工事現場・建設現場

車両や歩行者の方へ「停止」や「進行」をお願いし、交通を円滑に進める「交通誘導警備」を行います。

付近を利用する歩行者や車両に関してはもちろん、重機や資材を乗せた工事車両などの誘導を行う場合もあります。

 

イベント会場

大勢の人が安全にイベントを楽しめるよう適切に人の流れを誘導する「雑踏警備」を行います。

ライブや花火大会などのイベントには大勢の人が一カ所に集まる大規模なものも多く、特に混雑しているエリアでは、人がごった返して雑踏事故が起きる恐れがあります。

 

会場の混雑状況を見ながら入場規制を行ったり、代替地へ誘導するなどして適切に人を誘導します。交通誘導や注意喚起もイベント警備の仕事の一つです。

 

最近では新型コロナ軽症者療養ホテルでの施設警備(通用口の出入管理、敷地内の巡回業務)もあるようです。

 

もしも警備業がなかったら……?

もしも警備業が存在せず、警備員がいなかったらどうなるでしょうか。

オフィスでは出入管理や夜間警備を行う人がおらず、企業が取り扱う先端技術や個人情報は安全に守られなくなってしまいます。

社員総出で手荷物検査や夜間警備を行うと、その分労働時間が増加し、人手不足が深刻になっていきます。

 

工事現場や建設現場では歩行者や車両が事故に巻き込まれる危険が増えますし、花火大会などのイベント会場では人が1カ所に集まりすぎて将棋倒しになり、雑踏事故が起こる危険があります。

 

警備業があれば、会社の安全を警備員が守ってくれるため、24時間体制で社員が警戒する必要がなくなります。

工事現場・建設現場では事故が減り、イベント会場では安心してイベントを楽しむことができます。

 

実際に、警備体制の不足により重大な事故が発生した事例があります。2001年7月に起きた「明石歩道橋事故」です。

兵庫県明石市で開催された花火大会付近の歩道橋で、駅から来た客と会場からの客が合流して1㎡あたり13人~15人という異常な混雑となり「群衆雪崩」が発生。11名が圧死、183名が負傷する大惨事となりました。

 

2005年にこの事故を受けて警備業法と国家公安委員会規則が改正され、警備業務検定に雑踏警備が新設されました。

このように警備が万全ではないと、命にかかわる大事故に至りかねません。

 

人々の安全を守るために、警備業は生まれ、今も発展しています。

 

警備業の根強い需要

警備員が必要とされている現場は様々です。

ビルや施設が新しく建設されれば、新たな警備の必要性も生まれます。

 

最近ではホームセキュリティなど、中小企業や一般家庭でも警備が活用されているため、今後も警備員のニーズは深まっていくでしょう。ITやAIの技術が普及しても、人による警備業務は依然としてなくなることはないと考えられています。

 

警備の需要が高い一方、警備員は常に人手不足であるため、求人がなくなることはありません。

女性が主な顧客である商業施設などでは女性の警備員の需要もあり、女性の警備の担い手も多く募集されています。

警備業は社会に必要とされている重要な仕事なのです。

 

まとめ

警備業の存在によって、私たちの安全な日常生活は守られています。

様々な業務のある警備の仕事ですが、どの仕事も人々の安全を守る社会的な責任と貢献度の大きい、大切な仕事です。

 

社会の役に立っているというやりがいを感じながら働ける警備の仕事、興味をお持ちの方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。