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夏は要注意!警備員の熱中症対策について
2021年7月13日

はじめに

商業施設の駐車場や道路での交通誘導など、屋外の現場で働く警備員にとって夏の暑さは命取りです。
警備員の仕事は健康第一ですので、今回は夏になったら特に気を付けたい熱中症について取り上げます。

知っておきたい熱中症の症状について

まずは熱中症になるとどうなるのかおさらいしておきましょう。
熱中症とは、気温や湿度が高い場所にいるうちに体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇、めまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を引き起こす病気です。
重度の熱中症は命にかかわるため十分な注意が必要です。

 

▽現場での応急処置で対応できる状態
・めまい、立ちくらみ
脳への血流が足りなくなって起こります。
・筋肉痛、筋肉の硬直
発汗によって体内の塩分が足りなくなり、筋肉が「こむら返り」をするような状態です。

 

▽病院への搬送が必要な状態
・頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感など
ぐったりとして体に力が入らなくなってしまうこともあります。

 

▽入院して集中治療を受ける必要のある状態
・意識障害、けいれん、失神
声をかけたり体をゆすったりしても、反応がない状態です。ひきつけを起こしたり、歩けなくなったりすることもあります。
・高体温
体に触ると熱いと感じる状態です。

 

▽その他の症状・熱中症の前兆
・汗をかかなくなる、呼吸が浅くなったり早くなったりする、肌が熱くなる・赤くなる、水を飲めなくなる、顔色が悪くなる、手足が震え    る、等々

 

熱中症になりやすいのはこんな人

二日酔いや下痢などで脱水状態にある人は熱中症のリスクが高くなります。
軽い脱水状態になると、のどの渇きを感じにくくなるので、意識的に水分補給することが大切です。
他にも、肥満の人は体内に熱がこもりがちになるため熱中症の危険が高くなります。
疲労や風邪などで体調不良の時も、体温調節機能が低下しているので注意が必要です。

熱中症対策のためにできること

真夏の屋外で働く警備員がまずやるべきことは「暑さ対策」です。

 

①日陰に移動する
警備員の仕事では、同じ場所に長時間立っていなければならない場合もあります。
そんな時、日光が直撃する場所に長時間いたら高確率で熱中症になってしまいます。
電信柱のちょっとした日陰でもいいので、近くに日影があればそこに立つようにしましょう。
動くときは現場監督あるいは警備隊長に声をかけることも重要です。

 

②休憩中はヘルメットや安全靴を脱ぐ
ヘルメットや安全靴を着用していると、作業中に頭や足などに熱がこもりがちになり、中がかなり高温になります。
休憩時には日陰に入り、ヘルメットや安全靴を脱いで熱を逃がすようにしましょう。

 

③塩分、水分、ミネラル補給
勤務中も休憩中も、水分と塩分はこまめに摂取するようにしましょう。
「のどが渇いた」と感じるときにはすでに脱水状態になっているため、水を飲みたいと思う前に意識して水分補給することが大切です。一度に大量の水を摂取するとかえって体に良くないので、10分から15分おきくらいに補給すると丁度いいです。
お茶やコーヒーはカフェインが含まれており、利尿作用があるため水分補給には向きません。
水や麦茶、スポーツドリンクなどを飲んで補給しましょう。
他にも、塩飴や熱中症対策用のタブレットなどは、勤務中にサッと口に運べるため重宝します。

 

④暑さ対策グッズを使う
ネッククーラーや小型の扇風機、水につけて振ると冷えるクールタオルなど、最近は暑さ対策グッズが充実しています。
こういったものを取り入れて、体を冷やしながら仕事をするという方法もおすすめです。
ドラッグストアやバラエティショップなどで購入できます。

 

こんな日は熱中症に気をつけて

・7月から8月の気温が高い日
7月から8月の最高気温が高い日は熱中症にかかる方が増加します。
最高気温が35度以上の猛暑日は特に熱中症に気をつけましょう。

 

・梅雨の晴れ間や梅雨明けの暑い日
梅雨の晴れ間や梅雨明けの蒸し暑い時期にも注意が必要です。
まだ身体が暑さに慣れていないため上手く汗をかくことができず、体温調節がうまくいかないため、熱中症になってしまい倒れるケースが多いといいます。
日差しが強くて風が弱く、湿度が高い日は特に注意しましょう。

 

熱中症になってしまったら

もし熱中症になってしまったら、すぐに日陰や涼しい屋内に避難して、ゆっくり休息しましょう。
うちわや扇風機を使って体に風を当て、体にたまった熱を逃がすようにしましょう。
そして一番大切なのが水分補給です。
少しだけ塩を混ぜた水かスポーツドリンクで水分と塩分をとります。
氷や保冷剤などがあれば、タオルにくるんでから首やわきの下に当てて冷やしてください。
声かけに反応がない場合や、体が震えているようなら急いで病院に搬送しましょう。

まとめ

警備会社も警備員の安全を守るために熱中症対策を行っていますが、熱中症についての知識と対策を知っておくと、夏場でも安全に働くことができるようになります。
暑い日は日陰へ避難し、こまめに水分・塩分・ミネラルを補給し、もしも体調が悪くなったら無理せず周りの人に助けを求めてください。