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警備第4号業務
2021年6月2日

はじめに

警備業務は1~4号で業務がわけられています。
今回はこの中の4号業務についてみていきたいと思います。

4号警備とは

要人などの身辺警護を行うのが業務です。
一般的にはボディーガードと呼びます。

 

警備対象者が生命の危険や暴行を受ける危険がある場合、もしくはその人が所持している財産が被害を受ける危険がある場合に、対象者の近くで警戒し、対象者とその財産を守るというのが業務内容になります。

 

また、自然災害、火災、交通事故などのリスクから対象者を守ることも含まれています。
これらの身辺警護をするのが第4号業務です。
この業務に携わる警備員は、トラブルが発生した時に素早く対象者を安全な場所に移動させて被害を最小限に止める必要があります。
4号警備にあたる警備員は4号警備員と呼ばれています。

詳しい仕事内容

身辺警護の重要な部分は、警護対象者のすぐ近くにいて守ることになります。
自宅やホテルなど室内に警護対象者がいる場合は、部屋や玄関の外で警護をします。
民間の警備会社に第4号警備業務の依頼がくる場合は、社会的な地位が高い人や有名人などであるケースが多いようです。

身辺警備業務の対象はどんな人か

身辺警備の対象になるのは、不特定多数から危険にさらされる可能性が高い人です。
警備対象者になることが多いのは以下の方々です。

 

政治家、大企業の役員、芸能人、有名スポーツ選手、作家
などです。

 

近年では、上記にあげた方々以外にも一般市民まで警備対象は拡大しています。
なぜなら、ストーカーや盗聴や痴漢などから身を守りたいといったようなニーズが増えているからです。
例えば、子どもの登下校や塾の往復、高齢者・一人暮らしの方の警護などを目的として一般市民が利用する場合もあります。

注意点はどんなところか

第4号業務を高いレベルで行うためには、警備に関する十分な知識を有しているだけでなく、多くの警備経験も求められます。
経験が多ければトラブルが発生した場合でも、過去のトラブルに対処した経験などから、落ち着いて対処できる可能性が高くなるはずです。
それでも、知識として注意すべき部分を知っておくことは重要です。

 

例えば……

トラブルが発生しやすいのは、自宅等を出発するタイミング、到着するタイミング、車両、船舶、列車などを乗り降りするタイミングなどであること

警護の対象者のみならず周辺に不審人物がいないか不審物がないかについても警戒すること

治安に関するニュースや地域の情報などの情報収集を怠らないこと

上記のこれらが代表的な注意点です。

4号警備員はどんな雇用形態で働き方はどんな感じになるのか

雇用形態は正社員、契約社員、アルバイトのどれかになります。
身辺警護のスキルがしっかりと身につくまでは契約社員やアルバイトとして、簡単な警備を任される場合もあります。
入社してすぐ正社員になれるわけではありませんし、ボディーガードとしても活躍できるわけではないということは頭に入れておいてください。

4号警備員の身辺警護と警察の身辺警護の違いは何か

4号警備と警察が行う身辺警護(SP セキリュティーポリス)は何が違うのでしょうか。
人を守るという部分は両者似ていると思います。

 

SP セキリュティーポリス…………
身辺警護のプロである警察官が行います。
ですから、警察官としての権限を発動して対処することができます。
これは法律によって認められています。
場合によっては、警棒や拳銃の使用も可能ですし、車両の緊急走行なども可能です。

 

4号警備…………
こちらは民間の警備会社が提供するサービスなので、金属性の警戒棒を携帯することは可能ですが、あくまでも使用できるのは防御用としてのみです。銃も所持できません。

 

また、身分的には一般市民と同じなので、犯罪者の逮捕は現行犯逮捕以外にはできません。
護身術などの高度な訓練を受けて、蓄積した技術を駆使することにより警護の役割を全うするのが、民間警備会社が行う4号警備業務です。

どんな人が4号警備員に向いているのか

向いているのは、何よりも人を警護するという役目に対して責任感のある方です。
警備対象者のみならず、自分自身も常に危険にさらされています。とてもリスクの高い仕事であり、それ相応の覚悟を持って職務を遂行することが求められます。
そのため、強い責任感が必要です。
さらに、日常的に身体を鍛える、武道の訓練をするなどといったことをしなければいけません。

 

上記のことから、部屋にこもっているのが好きな方より、外に出て積極的に身体を動かすことが好きな方のほうが向いていると思われます。

 

また、依頼の形式にもよりますが、警備の対象者と物理的距離が近い業務ですので、依頼者が安心して生命、財産の警備を任せることができるよう、最低限コミュニケーションを取れる能力が必須です。

 

人とコミュニケーションをあまり取ることなく、黙々と仕事をしたい方には不向きです。

まとめ

ボディーガードはとても危険を伴う大変な仕事であることがおわかり頂けたのではないでしょうか。
警備対象者の生命に直接関わる仕事ですので責任は重大です。
しかし、業務を成し遂げた時の充実感は大きいのではないでしょうか。
これから警備員を目指す方は検討してみてください。