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高速道路の警備
2021年12月3日

はじめに

高速道路とは、一般道路と違い信号機や一時停止が無く速やかな移動を目的としているので、高速で安全に走行できるように整備された道路です。
その整備された道路を快適に走行するには、高速道路で業務に従事している人や警備員のサポートも大きいといえます。
今回の記事では、高速道路で業務に従事する警備員の仕事と必要な資格について解説していきます。

 

 

高速道路警備と高速道路メンテナンスの仕事

高速道路を安全に走行できるように、警備員は交通規制やメンテナンス業務を行います。

 

・交通規制業務
主な作業内容として、工事が安全に速やかに行われるように、工事の看板・ラバーコーン(カラーコーン)・矢印板などの設置や、通行車両の誘導など安全の確保に努めています。
高速道路の警備は交通誘導警備業務となりますが、一般の道路とは違い車両が高速で走行しています。

高速道路での誘導業務には大きなリスクが伴いますので、警備員は集中力が必要となります。

作業者や作業車両の安全を確保しながら、自身の安全を守りつつ、走行車両に目を配り、設置物などにも気をつけなければならないといった幾つもの注意をしなければならない場面がありますので、高いスキルが求められる業務になります。

 

・高速道路メンテナンス業務
メンテナンス業務の主な内容としては、樹木の伐採や草刈り・側溝の清掃・事故復旧・路面の補修など様々な業務を行います。
高速道路を快適に走行するには、樹木や草が生い茂っていると視界が悪く安全に走行できませんし、側溝が詰まっていると雨天時に雨水が溢れる危険もあります。そのため、警備員が樹木の伐採や草刈り・側溝の清掃を行う場合もあります。
高速道路に凹凸があると車両は快適に走行できませんし、事故の危険度も上がります。

そのため、警備員が路面の補修を行っているケースもあります。
高速道路で交通事故が発生した場合、すぐに対応しないと二次災害が起きる危険性が高くなります。

警備員が速やかに、ガードレールの取替えや道路損傷の復旧など補修作業を行うこともあります。

 

 

必要な資格

高速道路の交通誘導を行うために特別な資格は必要ありません。

しかし、警備の法律である「警備業法」に、「交通誘導警備業務を行う際には各現場に1名以上の有資格者を配置しなければならない」と定められているため有資格者が必要になります。

 

・有資格者とは?

有資格とは交通誘導警備業務検定の資格を持った人の事で、警備業法が定める国家資格です。
警備業法が定める国家資格の中に警備員指導教育責任者資格があり、第1号警備業務から第4号警備業務の4分類があります。

この4分類のうち第1号警備業務から第3号警備業務の3分類において検定が行われています。検定には各々に1級と2級があり、交通誘導を行うための交通誘導警備業務検定は第2号警備業務(1級・2級)になります。
第2号警備業務の交通誘導警備では、「人・車両が雑踏する場所や通行に危険のある場所において、負傷者や事故の発生を警戒・防止する」という、業務を行うために必要な知識と能力の検定が行われます。

合格すると合格証明書が発行されます。
また、資格手当の対象となりますし、スキルアップにも繋がります。

 

・資格の種類と検定方法

交通誘導警備業務検定は、主に「高速道路・自動車専用道路」などの業務時に使用する資格と、主に「一般道路」での業務時に使用する資格の2種類があります。
また、資格の取得方法についても、「直接検定」と「特別講習」があります。
「直接検定」は、公安委員会へ受験申請後、検定試験を受けます。実技・学科共に90点以上で合格となり終了証明書が交付されます。その後、公安委員会へ合格証明書の交付申請を行います。
「特別講習」では、公安委員会の登録機関が実施するもので、受講申請後に学科7時間・実技講習5時間を受講した後、終了考査4時間に合格することで終了証明書が交付されます。
終了考査に合格したことにより学科・実技試験が免除されますので、公安委員会で合格証明書の交付申請を行います。
また、検定資格は2級から取得します。1級の検定資格は、2級合格後1年以上業務に従事した事が取得要件となります。

 

まとめ

 

今回は、高速道路の警備業務と高速道路メンテナンス業務にスポットを当ててお話ししました。

高速道路での警備業務には様々なものがあり業務に従事する警備員は、細心の注意を払いながら高いスキルと集中力で仕事を行っていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
MTテクニカルジャパンでは、NEXCO中日本が運営する高速道路のメンテナンス業務を行っています。
高速道路の利用者が安心して走行できるよう、安全に工事を進めるための工事看板などの設置をしたり、通行車両が安全に走行するために誘導業務をして交通規制を行っています。
また、利用者が安心して利用できるように、樹木の伐採や路面補修など様々なメンテナンス業務を行っています。
台風や積雪・地震など自然災害時の場合には迅速に緊急対応を行うなど、プロフェッショナルな警備員が、常に高速道路を利用している方の安心と安全に務めています。